【ANAのスーツケースとプレミアシート】



豊岡です。

こんにちは。


先週木曜日(8/5)から土曜日(8/7)は、つるぎ町立半田病院への病院訪問でした。


申しあげるまでもなく、先にランサムウェアからのサイバー攻撃の被害を受けたことで

一躍、全国的に知られるようになった病院ですが、徳島県の西部にあるその半田病院に行くため、

羽田と徳島の間をANAで往復しました。


私はいつもANAならプレミアシート、JALならJクラスシートを利用します。

その方が多少高くとも、前の方の広い席で、身体的な負担が軽いからで、

その時もプレミアシートでした。


そして「それ」は帰りの飛行機が羽田空港に到着して、乗客が座席の上の荷物棚から

自分の荷物を取り出して、降りる準備をしていた時に起こりました。


私の席は一番前でしたので、いち早くスーツケースを取り出した私が、

降りる準備のできた他の乗客の先頭に立ち、飛行機を機外とつないで

乗客を降ろすための準備にかかろうとしていたCAの方二人と向き合う形になったのですが、

そのCAのうちの1人の方(チーフパーサー)が、私の持っているスーツケースを見て


「ワァ、ANAのスーツケースですね。

 ANAのスーツケースを持ってANAをご利用いただきどうもありがとうございました」


と、にこやかに笑いながら話しかけてこられたのです。



確かにその時の私のスーツケースは、4年前の「日本病院経営支援機構」起業時に

友人が贈ってくれたANAのスーツケースでした。

私は「スーツケースはどれも同じ」くらいの認識しかなかったのですが、見る人が見れば、

そしてANAの人が見れば、それがANAのスーツケースであることはすぐ分かるもののようです。


そのパーサーの方が続けて


「ANAのスーツケースを持たれている方はそう多くなくて、私も久し振りに見ましたが、

ANA製をご自分でお選びになったのですか」


と聞いてこられたので、私は


「いや、このスーツケースは、4年前に起業した時に、友人がお祝いに贈ってくれたものです」


と答えました。


そうしたらその方が、


「4年前に起業。そして今はプレミアシートを使っておられる。起業は成功したのですね。

 おめでとうございます」


というのです。


それを聞いて私は、


「なるほどそういう見方もあるのか。未だ零細企業である「機構」の起業が成功したかどかは

大いに議論のあるところだけど、しかし病院経営者育成塾の塾長として今受講生を教えることができているのも、

病院経営コンサルタントとして全国各地の病院を飛び回れているのも、そしてなによりも

未だ現役で活動できているのも、皆、そのスーツケースを贈ってくれた友人以下に助けられて

「機構」を起業し、今も維持できているお陰だ」


と考え、


「はい、スーツケースを贈ってくれた友人を始めとした友人・知人の協力のお陰で、

 なんとかやっていけています。

 今後も今後もANAに乘る時はプレミアシートで乘れるようでありたいと思います」


と答えました。


それは非常になごやかかつフレンドリーな会話で、飛行機から送り出される時は、

CAは最敬礼で送ってくれましたし、飛行機を降りた後、私もしばらく爽やかな気分でした。


それではまた。





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